マクロビオテックの話02 食養

医食同源」という言葉があるように、食そのものが命を養うものという考えが東洋には古来よりあります。また食という漢字は人と良から成り、人を良くするという意味があります。江戸から明治期の軍医・石塚左玄氏は、食養学を体系化しました。

1.食本主義
食が基であり、心身の病は食にある。
2.人類穀食動物論
人間の歯は、穀物を噛む臼歯20本、菜類を噛みきる門歯8本、肉を噛む犬歯4本からなり、穀物を中心にした食事が基本。
3.身土不二
住んでいる土地で産する食材を摂ることが、心身の調和につながる。
4.陰陽調和
ナトリウム、カリウムのバランスを重視。陰(体を冷やす食物)と陽(体を温める食物)をバランス良く摂ることが、心身の調和につながる。
5.一物全体
一つの食物を丸ごと食べることが、心身の調和につながる。例)小魚を頭から尾まで、野菜を皮ごと、玄米。

このような考えがマクロビオティクの基本となっています。