Y先輩プロデュースディナー03 豚塩鍋とビンテージワイン

denbei9th2007-12-20

生牡蠣の後は、白菜と豚バラ肉のシンプルな豚塩鍋です。白菜から出る野菜の甘みは旨いのです。鰹出しはあえてとらずに豚バラからの旨味とコクと白菜甘だしをスープに良質な塩と黒胡椒でいただきました。コクがあるのにあっさりしている、あっさりしているから、たくさん食べられる逸品鍋です。残ったスープは後ほど雑炊でしめます。そこでY先輩からの赤ワインが登場です。イタリアのサンジョベーゼ使用ロッソです。「ファブリッチオ・ビアンキ サンジョヴェーゼ1997」香り高く、引き締まったテイストでした。そこから友人のS君が頂き物ですが、ということで持参したビンテージワインが登場します。「シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ1983」フランスボルドー地区のサンジュリアンの格付1級にせまる2級シャトーの名ワインでした。1983年当時は私もS君も25歳。以来約半世紀の時を重ねたビンテージは落ち着いたおもむきで、葡萄が採れた土地だと思われる香りがしました。最後の最後は食後酒としてブランデー「レミーマルタン V.S.O.P」を少しだけチョコレートといただきました。食前酒から始まり食後酒までY先輩のすばらしい設営。愉快な仲間。美味しい酒。美味しい食事を本当に堪能したディナーでした。Y先輩本当にありがとうございました。3話完。