発酵食品でXmas！

牛すじ赤ワイン四年味噌煮の出荷も一段落しました。目標数量には未達ですが、「美味しい」という声をいただいています。感謝。物やサービスを販売して利益を得ることの難しさを痛感しているこの頃。麹菌の事を検索していたら、農学博士山元氏の話を聞いた方のHPがありました。すこし引用させていただきます。
「日本の麹は奇跡的な存在だということです。麹はアスペルギルス属のカビですが、麹以外のアスペルギルス属はほとんどが毒を出し、地上最強のアフラトキシンという毒を出すものもあります。麹の遺伝子にも毒を生産するコードが存在していますが、イニシエーターとレギュレーター(開始したり制御をする遺伝子)がないため毒を作りません。毒を作らないだけではなく、デンプンをブドウ糖に、タンパク質をアミノ酸に分解する酵素を作り出し、味噌や醤油、日本酒の製造に使われ、日本人の食と健康を支えてきました。桜が日本の国花であるように、麹は日本の国菌に認定されています。国の宝というべき菌なのです」
「麹を食べると免疫抵抗力が増すだけでなく、ストレスやアレルギーを軽減してくれます。ヨーグルトのＲ１が免疫力を３０％アップさせるということでブームになりましたが、麹菌はなんと２倍以上も免疫力をアップさせます」
「山元さんは麹を、愛の微生物と呼びます。青カビがペニシリンを分泌して自分だけ生き残ろうとするように、これまでの有用菌は、ほとんどが自分だけが生き残ろうとする特徴を持っています。戦いに勝ち抜く欧米の考え方と共通するものです。これに対して麹菌は、他の微生物と共生し、抗生物質のような他を殺す物質を出しません。また、たとえば乳酸菌が麹菌によって格段に元気になるように、自分自身を提供して周りの有用菌を元気づける優しい菌です」
発酵食品の良さをPRして、美味しさや健康を感じていただき、結果として利益となる。それが答えだと思います。