組合新年会

昨日は名古屋にて業界組合の新年会でした。醤油の中央団体の方が東京から来名、お話を聞きました。消費量が毎年確実に減っている斜陽業界だと再認識しました。醤油の消費は最盛期120万KLで現在は90万KLを割るようです。つゆ、たれ類へ使用する醤油は統計に入っていないとは言え、25%ダウンです。味噌も減少幅は少ないですが同じ流れです。業界には明るい話題はありません。そんな折に、同じ醸造業界でウイスキーの消費が20年ぶりに10%増加したニュースを知りました。飲食店や家庭でのハイボールの消費が増えたためです。仕掛け人はサントリー。角瓶は31%増です。サントリーが飲み方提案を飲食店に普及しながら効果的なTVCMと連動した結果です。ここで一番のポイントは具体的な消費提案という事です。ハード(物)ではなくソフトが大事なのです。「みそぱーく」はハード面の施設は規模が小さく見所は少なくても味噌醤油関連のソフトウェア品質を日本一にしたいのです。味噌醤油を駆使し利用シーンを多様に提供する複数のレストラン、味噌醤油の体験工房、料理工房、学習工房、味噌醤油のスイーツ…。製造業からソフトウェア業へ、この観点こそ生き残りの処方箋です。