バターが無い

店頭にバターが並んでも、お一人様限定1個、それもすぐに売り切れです。しかし店頭からバターが消えてしまったのはなぜなのでしょうか?ネットで調べました。結論から言うとバター用の生乳不足だそうです。ここ数年消費者の牛乳離れから、生乳自体が減産になりました。生乳の生産者からの卸し価格は、飲料用のが高く、バター用のが安いそうなのです。当然生産者も高い方に売りたい訳です。しかも食料自給率の問題がわかっているの政府は平成16年に余剰牛乳の廃棄問題もあり、減産支持を出しました。お米も余剰米があるからとの理由で減反政策です。全て政府のせいにするつもりはありませんが、政府は消費者や流通業者よりも、生産者への応援をしっかりやって欲しいです。ものづくりのマインドと施設は一度なくしたら、新しくはできないのです。牛乳減産により、廃業や倒産した酪農家が再びがんばることは難しいのです。味噌屋でも同じです。伝統的な食品づくりを国も流通も消費者も応援しないと、この国から伝統的な製法による本物の食品はいずれなくなってしまうと危惧しています。