木から学んだこと 樹木医・塚本こなみさん

昨日はある会で樹木医・塚本こなみさんの話を聞く機会がありました。
友人のバラ屋さんが知り合いでお話をお願いしたのです。
「木から学んだこと」というお話でした。
優しく、爽やかに語る口調と命にまつわる感動的な話に心が洗われました。
講演後、味噌蔵に来ていただき、100年前の木桶をみていただきました。
いとおしそうに先生は触ってくれました。
植物も命ある生き物です。命と向き合うことにより、
木が謙虚さを教えてくれるのだそうです。
伝でお茶を飲みながら、いろいろお話しました。
共感したのは自然に対する考え方です。
自然保護とか人間が自然を護るような考え方は間違いです。
人間は偉大な自然の一部です。自然が人間を護ることはあっても
人間が自然を護るなどということは僭越なことです。
自然に畏敬の念を持ち、感謝しなければいけません。
時には厳しい自然ですが、私たちに糧を与えてくれます。
伝のコンセプトは「命をいただきます」ということです。
現代は食べ物を金銭で買うのですが、気持ちは自然の恵・命をいただくという
感謝の心がとても大切だと思います。
中日新聞夕刊・紙つぶてというコラムを塚本さんは担当されています。
今日夕刊にお話が載りますので、ぜひお読みください。