3年後の粒甘味噌 味噌玉糀

日曜日も店は開けました。テレビで土日休みと掲示ありましたが、
遠方よりお越しいただいて閉まっていては申し訳ないので。
やはり、数名の方に来店いただきました。
愛知県内に在住の方で親戚が関西の方がほとんどでした。

さて、寒仕込みの最中です。
大豆は浸水し、大きな圧力釜で蒸して、味噌玉を造り、
種糀（糀の素）をふりかけて室（ムロ）に入れます。
室で4日間温めて糀を増やします。
4日目仕込む前には味噌玉の表面にびっしり糀が付きます。
この味噌玉糀を塩水と混ぜ、百年使っている杉の木桶に
仕込、重石を2.5トン積み上げて3年後を待ちます。
まさにスローフードですね。
3年後また粒甘味噌の原料として使われるのです。

写真は4日目の味噌玉糀です。
この段階では赤みそらしさは全然なく、
なにかホワイトチョコレートのようですね。
味噌玉のまわりにびっしり糀が付いています。