阿波和三盆(味噌研修 in 徳島№02)

denbei9th2005-09-18

和三盆を200年近く、ほぼ江戸時代と同じ工程で
製造している岡田製糖所さんの工場見学をさせていただきました。


同じスローフードに携わる者として、
本当に昔ながらの製法には感激しました。
それを維持できているのはやはり和三盆の
商品価値(価格等)が高いからです。
味噌の値段はというと・・・(>_<)


九州沖縄とは違う、サトウキビ種を株分けというのか
苗分けというのか、代々守り栽培して原料とします。
収穫したサトウキビから汁を搾り、
その汁を煮つめ、袋に詰め、圧搾(本当に江戸時代の道具)
圧搾汁は糖蜜になります。
そして圧搾した砂糖を水でアク抜きして圧搾する行程を
3回手作業で経た後真っ白な和三盆となるのです。


和三盆は和菓子店からの需要があり、
昔は廃棄物であった糖蜜も現代は人気があります。


企業が存続するキーワードは
その企業が創出している価値への市場評価です。
味噌も含めて本当に良い伝統食品が
将来へも存続することを念じてやみません。

スローフード礼讃!

写真は和三盆を型に入れてお菓子を作っている所です。
乾燥前の普通では食せない和三盆菓子をいただきました。
岡田製糖所さんありがとうございましたm(_ _)m
岡田製糖所さんHP↓
http://wasanbon.co.jp/wasanbon/index_jpn.html