発酵道 著:寺田本家当主

denbei9th2012-03-10

浜松のK酒店さんのご主人から寺田本家さんの事をお聞かせいただき、さっそくアマゾンで本を取り寄せ読みました。発酵に携わる経営者として、深い話です。300年続く酒蔵に婿として入った著者。おりしも日本酒の消費が減り始めた時です。儲けようとあがいても結果がでずに、時代や人のせいにする毎日、そして経営悪化、病気入院。そんなどん底から発酵という意味を見出し、昔の製法の再現や無農薬の素材、新しい本物づくりを通して会社も本人も健康になるという話です。その話に一貫するのが微生物の生き方です。微生物は謙虚で自分らしく、楽しく、仲よく、共生の世界観なのです。