春の息吹 太古の力 シダ植物

denbei9th2011-04-15

旧自宅の除草に行った時に、開こうとしているシダを見つけました。3億年前太古の時代から生き抜いてきた植物には力強いエネルギーを感じます。人間は悠久の歴史からは、まだほんの少しの時代しか生きていません。しかしながら、細胞のDNAは生命誕生からの記憶が刻まれているはずです。昨日は後輩のT君が来て、佐久島の話やこどもの国の話をしました。私はTV・DASH村のような昔からの生活の知恵が勉強できるような体験施設ができたらいいなぁと語りました。今回の原発事故は、あたり前のように使う電気について考え直す転換点だと思います。はと屋が創業した1861年時代は電気はありません。1882年(明治15年)に東京・銀座に初めて電灯が灯されました。伝統的な食品は味噌醤油、抹茶、清酒味醂、酢など電力を使わずに造られていました。そこには先陣の知恵が凝縮されています。食品以外も東大寺五重塔も着物も巨大建造物から生活関連まで電気を使わずに立派に生活していたのです。自然エネルギーからの発電(水力、地熱、太陽光、風力)で生活ができるようなライフスタイルへ戻るというのか進化できれば原子力化石燃料の火力発電も必要なくなります。経済は大幅に減速してしまいますが、物質文明ではなく心豊かに暮らすという観点では、それもありではないでしょうか。