全国消費者物価指数は過去最大の下落率

昨日のテレビ東京ガイアの夜明け」では、表題の物価下落による流通の現状を特集していました。とにかく安い物しか売れない。ディスカウントストアでなければ物が売れない。そんな流通業の様子が紹介され、ノウハウのない百貨店や、かつては既存小売店を駆逐した老舗流通店の苦悩と、ドンキホーテのような新勢力の躍進が放送されました。苦悩は流通以上にものづくり現場に深いものがあります。すべからく設備過多で供給過剰となり安売り店に不良在庫品が叩き買いされ、販売量確保のため値引きに応じるしかないメーカーの悲鳴が聞こえて来ます。安く製造するため製造現場はますます海外へシフトします。勝ち組のユニクロニトリも売り物は海外で製造しているのです。国内の製造現場がどんどん消滅してしまうのです。それは雇用消滅を意味します。デフレスパイラルはものづくりの国日本の根底を揺るがす大問題なのです。そんな時こそ、ものづくり現場からの情報発信が重要と考えます。