温故知新 乾物

前も書いたと思いますが、電気の発明、冷蔵庫の発明以前は、食品を保存するということが西洋東洋を問わず大問題でした。保存方法に干すという手法があります。細菌の増殖は水分により活性化します。食品の水分を減らすことにより飛躍的に保存期間が長くなります。切り干し大根は代表です。秋メニュー改訂に限りませんが、日本古来の保存食「乾物」を大事な素材として考えています。先ほどの切り干し大根は干すことによりカルシウムや鉄分が増え、旨味も増します。保存と栄養価向上を実現した先人の知恵に感服するとともに感謝です。