TBS特番「食糧危機」

昨夜、TBS(愛知では5チャンネル)で食糧危機の特番が放送されました。私は途中から見ました。最後は日本人の感性を期待するエンディングでした。世界的に砂漠化が進む中、日本は高温多雨傾向にあり、温帯から亜熱帯になりつつあると個人的に思ってます。まさに米作には適した環境です。東南アジアでは米の3毛作も可能です。番組で田んぼでの米作は連作障害がないとの事、まさに米作りは知恵の結晶です。番組参加の俳優永島氏が微生物の話をしていました。まったく同感です。微生物の恩恵をいただきながら、ともすると最近の日本は無菌状態が良いことのような消費者認識があります。微生物には確かに悪さをする菌もあります。ある程度悪い菌を摂取しても、体内の微生物バランスが良ければ大丈夫ですし、悪い菌に対して体の免疫が働くので耐性ができます。生産可能な米を玄米で味噌汁と食せば栄養は充分です。季節の野菜や小魚を加えれば尚さら良です。自家製の乳酸菌いっぱいの漬け物を加えれば、それこそ病気知らずの食事となります。運動不足の解消に農業活動を利用すれば、さらに健康になることでしょう。国内自給率が上がり、健康増進もはかれ、医療費削減も期待できると思います。日本人の弥生時代からの原風景稲作造りに回帰することが食糧危機への自然な対応ではないでしょうか。新たに未知な事をするのではなく昔実際に先人が行っていたことは間違いのない事が多い気がします。これからのキーワードは農業と健康、それに微生物です。