ON the job training「機会損失と食材ロス」

今回の催事は大きな目的があります。それは社員研修です。研修には講演や本などの頭の研修と現場での研修があります。両者大事ですが、特に現場での研修は重要です。そして新規事業の場合は研修現場がありません。今回の催事は、調味料販売ではなく日配食品販売メインです。食品分野への進出を目指している、はと屋としてはチャンスととらえています。昨日は販売予想の誤りから、団子を100本ほど廃棄処分にしました。いわゆる食材ロスです。今朝、催事を担当しているY君とG君と話をしました。昨日の廃棄が頭にあるふたりは、少なめにという話をします。そこでこのように説明しました。
「飲食業の場合、大きく二つのロスがある。ひとつは廃棄などの食材ロス、もうひとつは商品が売れるのに物がない機会ロス、どちらのロスもないほうが良いが、機会ロスをなくするのがベター。なぜなら廃棄処分は内部的なロスで機会ロスはお客様の期待を失うという見えない損失が大きい、そして得られたはずの利益を失うのだから」
このような話は実地(ON the job training)がないとピンとこないのです。20代前半、KFC(ケンタッキーフライドチキン)の店舗運営をしていた頃、嫌と言うほど体験してことを半世紀ぶりに思いだし、そして伝授しました。催事は人数が少ないようで残念ですが、残る土日がんばってほしいと思います。