映画「大脱走」

映画「大脱走」は1963年に公開された172分の娯楽大作です。舞台は1944年第二次世界大戦中の、ドイツ空軍の管理する連合軍空兵捕虜収容所。実際に集団脱走した史実を映画化したものです。テレビで見たのは多分小学生の頃だと思います。エルマー・バーンスタイン作曲の「大脱走マーチ」は印象深い曲です。監督ジョン・スタージェス。主演スティーブ・マックイーン、ジェームス・ガーナー、ジェームス・コバーン、チャールズ・ブロンソンなどです。レンタル屋さんにはDVDとして並んでいました。DVDにはおまけで、メイキングオブ大脱走という感じで解説があります。これも楽しみのひとつです。娯楽の反面、脱走した50名がゲシュタポにより射殺されてしまう悲劇（史実）もあり戦争の理不尽さも描かれています。劇中ドイツ空軍とゲシュタポの違いは子どもの頃にはわからず今回見てわかりました。ドイツ空軍将校は紳士的に同じ空軍である連合軍捕虜の接しますが、ゲシュタポは残酷性を見せます。アメリカ兵、イギリス兵など東洋人から同じように見える白人でもスタンスの違いが明確に描かれています。たまには最新作ではなく懐かしい名作も良いものです。

※画像は「独房王」ヒルツを演じた、スティーブ・マックイーンです。格好いいです。Yahoo映画より