塚本こなみ先生の講演

denbei9th2007-11-12

先週金曜日に、かねてからお願いしていた樹木医の塚本こなみ先生に高校にて生徒達のために「樹から学ぶこと」という演題で講演をいただきました。先生は女性樹木医第一号、日本一の入場者の植物園・足利フラワーパークの園長さんです。幹周りが4メートル弱の藤の古木を移動する話、伐採されそうな山桜を救った名古屋の若夫婦の話、先祖代々の松を移植したいと願い、移植が成功した後、急逝してしまった当主の話、そしてその松が松食い虫にやられて伐採を決断しなければならない苦渋の決断の話、樹を見つめ、樹から「謙虚であれ」と教えられた話、最後には自分の子育てで苦労された話をしていただきました。生徒の「先生のこれからの目標は?」という質問に、藤の研究を極めたいと話されていました。三河安城駅にお送りする車中で、私に、今は農業に一番関心があり、農役(農業従事を若い世代に一定期間義務づける)のような制度ができれば、農業問題も若い人の心の問題も良い方向へ向かうはずだと熱く語っていただきました。塚本こなみ先生ご講演ありがとうございました。そして、先生のますますのご活躍を祈念申し上げます。


※先生から学校の図書館へ「奇跡の樹」という絵本を寄贈いただきました。