犬山まちづくり会社視察

denbei9th2012-07-07

昨日は商工会議所事業として犬山まちづくり会社の視察に行って来ました。なぜ犬山か?それは、西尾城址公園が来春に向け整備されるからです。国宝犬山城(3万5千石)と城のない西尾城址(6万石)を比較するのは苦しいですが、勉強はかかせません。もうひとつの理由は空き店舗対策先進視察です。愛知県にある歴史建造物の国宝は3つあります。犬山市に2つ(如庵と犬山城西尾市に1つ(金蓮寺弥陀堂)です。まずは織田信長の弟・有楽斎の茶室・如庵を見学しました。ボランティアの方が熱心にガイドしてくれました。茶室他はもともと京都建仁寺にあったものが、神奈川県へ移り、最終的に名鉄が買い犬山城近くへ移築した経緯があります。今思えば抹茶日本一の西尾としては是非欲しかった物件だと思います。次に日本最古の天守閣・犬山城を見学しました。別名白帝城。1537年に織田信康(信長の叔父)が築城してとされています。江戸初期に尾張藩付家老の成瀬家が城主となり以降、昭和になっても成瀬家個人の所有として有名でした。今回初めて天守閣に登りました。木曽川から岐阜の山がのぞめる絶景です。その後は本町筋(西尾の本町と同名)を中心に商店街視察をしました。ランチは城下町カレーを食しました。以前は電気屋さんを改装したお店です。食後、犬山まちづくり会社の専務、常務さんのお話を聞きました。10年前9割が閉まっていた商店街を再生し、地権者から10物件を借り、テナントして貸しています。現在は30件の出店希望者を抱える人気の商店街に変えた貴重な話を聞くことができました。商店街の復活で犬山城の来場者も倍ちかくに増えているそうです。犬山と西尾は共通点が多いです。城下町、小京都(犬山市は離脱)、国宝のある市、本町通り、抹茶を始め産品はさすがに西尾市に長があります。北の犬山に追いつけ追い越せで南の西尾もがんばり、愛知で訪れたい町を争いたいものです。


国宝如庵(右の茶室)

犬山城天守閣から木曽川をのぞむ

本町にある柏家