鳥山牛之助と梵鐘

denbei9th2008-08-17

http://www.aichi-c.ed.jp/contents/syakai/syakai/seisan/sei109.htm

お盆休みも最終日。お盆にちなんでご先祖様ネタです。お盆に墓参りに吉良の宝泉寺さんに行きました。写真の古い梵鐘があります。この鐘は江戸時代初期、1680年に三河代官・鳥山牛之助・精元がお寺に寄贈したものです。鳥山家は精俊以来、四代にわたり三河代官を務めたと、吉良町指定文化財の説明書きに記されています。更に遡ること時代は1221年、足利義氏西尾城を築きます。足利家は源氏の本流で関東の武士です。鳥山氏の起源を辿ると上州新田郡が発祥の地と言われています。(上野国碓氷郡群馬県高崎市・鳥山郷の地名が発祥という説もある)私の推測ですが、ご先祖様は当時足利に従い、この三河に来たと思われます。足利は三河の地に子孫を残します。義氏の子がそれぞれ、吉良家、今川家となり、今川家は後に駿河に移り住み、信長に討たれる今川義元と繋がります。現鳥山家は江戸時代中期なんらかの理由で武士から商人となります。現本町の土地を与えられ両替商などを営みます。西尾藩とはいろいろ繋がりがあったようです。幕末の情勢不安な時期に味噌醤油醸造を創業して現在に至っています。ちなみに宝泉寺には漫画家・鳥山明氏の祖母祖父の墓があると思います。ご先祖様に感謝と供養を捧げたいと思います。合掌。